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『東京都繰子の事件簿~File03:覚の棲む村~』ティザーサイト公開しました。

2013年12月28日 土曜日

マザーファッカー!J( ‘ー`)し

前作から新作発表もしないまま早一年が過ぎ去ろうとしております。
そんな冬コミ直前で慌ただしい中、
ようやく新作『東京都繰子の事件簿~File03:覚の棲む村~』のティザーサイトを公開することとなりました。
残念ながら冬コミでの販売はないのですが、来年春頃にはお届けできればいいなと思っております。

東京都繰子の事件簿 ~File03:覚の棲む村~

まだストーリなどは載せていないのですが、
今作は、飛騨の山村で起きる童歌に見立てた連続殺人に私立探偵の東京都繰子が挑みます。

上記だけを見れば、一見、横溝長編のようなイメージを抱かれる方も多いと思いますが、まさにその通り。
前作はどちらかというと、作中にも度々出てくるように、江戸川乱歩、もしくは横溝短編のようなテイストでありましたが、
今回は大幅ボリュームアップをしまして横溝長編を踏襲した世界観でお送りする予定でおります。

東京都繰子シリーズは、そう言った古き良き時代の本格の雰囲気を受け継ぎつつも、
現代の新本格の洗礼を受けた方々にも楽しんでいただけるような、エンターテイメントとしてお届け出来れば幸いであります。

フェアかアンフェアかを問うのはナンセンスです。
そこに拘ってカタルシスの欠片もない本格にはしたくない、でもぶっ飛び過ぎてバカミスにもしたくない。

前作は少しパロディに拘り過ぎたせいもありまして、
ミステリに馴染みの深くないユーザーの方からすれば、ちょっと嫌厭されるような内容であったことは反省しております。
プレイして面白いと思ってもらいたいけど、自分のやりたいことは譲れない。
今作のパッケージはそんな境界線を綱渡りのように歩み続けるギリギリのバランス感覚を表現したつもりです。

今作はかなり難産だったというか絶賛産んでる途中なのですが、シナリオ容量は前作の3倍程度になるかと思います。
いつまでその綱渡りを続けていられるかは定かではありませんが、温かい目で見守っていただけると幸いです。

では、新作告知報告にかえまして今日の更新はこの辺で。

――閉幕(カーテン・フォール)。