全国一億二千万のお兄ちゃんへ贈る双子妹純愛AVG『S.I.S.T.A.R.S:KISS OF TRINITY』 シスタァズトーク特別編

 

想瑠

「やったぜ大発見だ!! るなちー!! 見て見ろよ!

ほら!! ……ん?」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「……なんだこの、どこかで見た事あるぬいぐるみは」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「あれか、これは。

“敢えて一人のトークで笑わせてみろ”っていうアレだな!?

アレという事でいいんだな! 赤いカーペットないけどな!!」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「ふん、たばかったようだなるなちー。

この私の独壇場を作るとは……。君の黒歴史がどうなってもいいのか!」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「だが。私も一人の芸人として、

他人のネタで笑いをとるような卑怯な真似はしない」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「と……い、う、こ、と、で!

そるにゃんずトーーーーーーーーク! はじめるぜ!!」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「でだ。今回は、まぁ、私一人ということもあってだな……

パチンコの事を語ろうかとおもうんだが、いかがだろうか」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「……私のはじめての確変は格納庫だったよ。

普通にシャッターしまって、なんだ背景切り替えか……

て思ったら見た事ない背景でさ」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「おお!? ておもったのね。 まぁ見た事ない背景だし、

水族館ステージみたいなもんだと思って。

そしたら、何かBGMがめっちゃあついじゃねぇか!

これ実はゲキアツじゃないの! と、思ったねぇ……当時は」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「……む。ぬいぐるみの隣にメモを発見した。

そういえば、メモと一緒にぬいぐるみを贈れる奴あったよね、

あれ今でもあんのかなーっと」

ぬいぐるみ

『パチンコの話はやめてください』

想瑠

『そう来ると思った!』

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「あ、ちなみに今のは某鋼の歯車ゲームのわかりにくい物まねです」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「そういえばあのゲーム、私は3、2、1という順番でやったもんで、

ロボゲーとるなちーに聞いてた分、面食らったよね。

“戦車じゃねぇか”と」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「……ってゲームの話すると、るなちーとキャラが被るか。

なんか他にメモないの? こういう企画は大体ネタがあるんだよな。

ダメだぞぅ? エッチなインタビューとかしちゃぁ」

ガサゴソガサゴソ

想瑠

「ボタン を はっけん した! ポチッとな」

ぬいぐるみ

「よせ」

想瑠

「……すんません」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「……なんか、すんげぇ腑に落ちないんだけど。

もう1回おしたれや!」

ぬいぐるみ

「スンドゥブ」

想瑠

「あの赤い豆腐がどうしたんだ。

……くくく、なるほど。そういう試練か! 物ボケは得意だぞ!

いくぜ! ぽちっとな!」

ぬいぐるみ

「よせ」

想瑠

「……すんません。

これ私すっごい嫌な予感するんだけど……多分的中するぜ、いくぜ?

ポチッ!」

ぬいぐるみ

「スンドゥヴ」

想瑠

「少しはひねれよ!!

第一『よせ』と『スンドゥヴ』を繰り返すプログラムは何がしたいんだ……。

200円ぐらいのガチャガチャで出てくるボイスを再生するだけの

キーホルダーぐらいに目的がわからんぞ」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「200円……といえば、シストリって100円なんすねぇ……。

100円なんすよねぇ!!(チラッ」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「スンドゥヴ」

ぬいぐるみ

「よせ」

想瑠

「……すんません。

……そろそろ一人でやっていくのが辛くなってきました(本音)」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「うぅ……るなちー、想瑠にゃんは寂しいですよ……」

ぬいぐるみ

「媚びるのはよせ」

想瑠

「うるせえ-!」

ガターン!

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「あ、倒れた」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「なんか怖いから直しとこう」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「よし、ここはやり方を変えよう。

そうだ。そう、るなちーが居る事にするんだ。

そう、るなちーが、ここに……」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「居るんだッ!!!」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「く、くくく……見える。見えるぞぉ。瑠那の姿が見えるぞぉ。

可愛いだけのぬいぐるみとは違う」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「やぁ、るなちー、元気そうだね!

なんだいその顔は、バストのサイズが1センチ増えたのか?

私にもいい加減くれよ」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「や、私も……いくらだろう……測ってみるか……レッツ、脱衣!」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「脱ぎました」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「巻き尺を……と。 くくく、ここを見ている君らにサービスだ。

とっておきに女子の3サイズを教えてやろう!」

ぬいぐるみ

想瑠

「んー……と……胸が……えと……よいしょっと……。

はちじゅう……ご……かな? 83センチ。

ふふん、意外とあるだろ? 着やせするタイプなんだぜ」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「さーて次はウエストだな……えーっと、54センチ……と」

ぬいぐるみ

「……」

想瑠

「さーて、次は気になるお尻だな。 君らの涎を垂らす姿が見えるぜ!

んしょ……よいしょ……っと……えっと……」

ガチャッ

瑠那

「あ、ごめんトイレいってた。

……あれ? 想瑠にゃん裸で何やってるの?」

想瑠

「君こそ何分トイレしてるんだ!? 随分な難産だったようだな!」

瑠那

「あぅー……ゃ、ちょっとお腹痛かったから、

今週号を持ち込んだら面白くて……何度か読み返しちゃった。

まさかフルコースにオリーブオイルを入れるとは……」

想瑠

「で、中途半端に終わっちゃったんでお前の3サイズも測らせろよ」

瑠那

「何その唐突な展開!?」

想瑠

「うるせえ! ほらさっさとその可愛いパンツ下ろすんだよ!」

瑠那

「わひゃぁあ!?」

ぬいぐるみ

「……」