想瑠
「させるかよっ!!」
想瑠
「させるかよっ!!」
瑠那
「ええ、そんなっ……!
あぅぅ……ボクの特設コーナーが……っ」
想瑠
「大体なんだね『るなちーずトーク』って。
ダジャレのつもりか」
瑠那
「全然かかってないよ!?」
想瑠
「るなちー と マルチーズか。
私が思うに、どちらかというと君はシーズーだな」
瑠那
「おおう! 想瑠にゃんにしてはなんだか高評価じゃん!
想瑠にゃんは……やっぱシベリアンハスキー?」
想瑠
「いや、私はスローロリスがいい」
瑠那
「それは……ダメだと思います。
いろんな意味で」
想瑠
「面白い動画見つけてさー……」
瑠那
「う、うん。そ、そうだね……。
で、今日はおめでたいお知らせが!!」
想瑠
「トイレいってくるわ」
瑠那
「いくらなんでもそれは無理矢理だよっ!」
ガシッ!
想瑠
「ご、強引だな……本当に漏れそうだったらどうするんだ……」
瑠那
「や、だって想瑠にゃん思いっきりスマフォもってこうとしてるじゃん」
想瑠
「じょ、女子のトイレは長いんだよ! だからいいじゃん!
私も怒った鳥を飛ばして豚を倒すぐらいさ!」
瑠那
「そうやって、あと1ステージ。
あと1ステージってずるずる引きずるんだよぅ」
想瑠
「とりあえずトイレいってくるわ。
ほら、コレ、置いとくから」
ぬいぐるみ
「……」
瑠那
「ぶー!」
ぬいぐるみ
「……」
瑠那
「はぅー……。
想瑠にゃんってば、今回に限ってなんで……
む……ぬいぐるみさん、何かメモを持ってますね」
ぬいぐるみ
『体験版ですが、るなちーとHできるんですよ』
瑠那
「……あ、あー……なるほどなるほど……
そういう事か想瑠にゃああああああああんっ!!」
バターン!
想瑠
「お、おいっ!? 人が鍵かける前にトイレにはいってくるなよ!?
つーかパンツおろしちゃったよ!」
瑠那
「今日という今日はボクだけ恥ずかしい思いをさせるのはダメだよ!」
想瑠
「え、でも、今日はほら、るなちーずトークだし……」
瑠那
「もうそれ絶対意図的だよね!?
せっかくだから、もうちょっと健全な回でボクのコーナー作ってよ!」
想瑠
「とりあえずトイレしていいですか?
トーク会場がトイレになるのもアレなんで」
瑠那
「じゃぁ、ボクが見ててあげます」
想瑠
「ド変態かお前は!?
そういうゲームじゃねぇぞシストリは!」
瑠那
「だって、どうせ催してないんでしょー?」
想瑠
「いや、ですからパンツ下ろしてるんですけど……」
瑠那
「はいはい。じゃぁ、そのまま来ましょうね……」
想瑠
「そんな……勝手な……!」
チーンッ
瑠那
「はい、ということで! おめでたいですね!」
想瑠
「そ、そうですね!」
瑠那
「ねー! 発売から一ヶ月切りましたが……!
ついに体験版の配信スタートです!」
想瑠
「んいやーでも、ほんと長かったね。
ついに動いてる私達が見れるわけじゃん!」
瑠那
「それに、喋りますよ-! いぇいいぇいっ!
サンプルボイスだけではお聞かせできなかったボク達の声が!
お兄ちゃんの元に……っ!」
ぬいぐるみ?
『あ、それとるなちーとHできます』
瑠那
「変な声色使わなくていいからっ!
うぅ……正直恥ずかしいです……」
想瑠
「でも大事な所だからあと1回ぐらい言いたいよね」
瑠那
「はぅ……。
想瑠にゃぁん……お願い、ちょっと……ね?
説明、代わりにやって?」
想瑠
「……しょうがない子だ」
瑠那
「ありがと……」
想瑠
「じゃ、トイレいってくる」
瑠那
「ちょおおおおおっっとおおおおお!!」
想瑠
「甘ったれるな!!」
瑠那
「たまには甘えさせて下さいよ! 妹に!」
想瑠
「仕方ない。じゃぁ今回だけだぞ」
瑠那
「わーい!」
想瑠
「んとね。より作品のイチャラブ感を把握してもらうために、
今回体験版にはるなちーとのHシーンまで収録しています!」
瑠那
「今回このゲームは全てのシナリオの80%以上が
イチャイチャシーンなので……」
想瑠
「Hシーンも、一応徹底的にいちゃラブにこだわってます。
その片鱗を、皆さんに味わって頂こうっていう魂胆さ!」
瑠那
「ボクの口からは詳しく言えないので……
気になった人は是非体験版をプレイしてみてくださーい!」
想瑠
「他にも色々体験版の時点で楽しめる演出とかもあるから、
その辺もみて欲しいよね!」
瑠那
「あっ! 製品版だと、想瑠にゃんともエッチできますよ!」
想瑠
「ふふん、私の事が大好きで仕方ない兄さんは、
あと一ヶ月ほど待っててくれよ」
瑠那
「しっかりいちゃいちゃラブラブだよねー!」
想瑠
「ていうかさー、本当は私とるなちーが
イチャイチャしてる所みたいんじゃないのー?」
瑠那
「はぇっ!? そ、それはそれで……
う、うん……想瑠にゃんが……良いっていうなら……
ボクは、良い……よ?」
想瑠
「そう」
瑠那
「想瑠にゃんが振ったんだからネグレクトしないでよー!」
想瑠
「まぁ、その辺もしかりで楽しみにして欲しいわけですよ、製品版を」
瑠那
「うんうん! 体験版をプレイしてみて、
ああ、これは自分にあってるな!
って思ったお兄ちゃんは是非是非製品版を買って欲しいです!」
想瑠
「どこで買えるの?」
想瑠
「パッケージ版は?」
瑠那
「4月15日! サンシャインクリエイション55にて発売します!!
パッケージ版も100円で販売するんですが……
制作費の都合で少数生産になってしまいます……。
あうぅ……パッケージが欲しいお兄ちゃん達には
本当に申し訳ないですぅ……」
想瑠
「んまぁでも、イベントで買えなかった人達のためにも、
何かしらの策は考えてるから、がっかりしないで待ってて欲しいね!」
瑠那
「はーい! この辺りについては、また後で詳細をお知らせしまーす!」
想瑠
「さて……と……」
瑠那
「想瑠にゃん! お疲れ様!!」
想瑠
「トイレいっていい?
パンツが足首に引っかかってるんですよこれがまた。
めっちゃスースーする」
瑠那
「あ゛……実は、マジで催してたの?」
想瑠
「うん。だからさっさと終わらすために真面目に宣伝したんじゃん」
瑠那
「う、うーん……ボクとしてはどうコメントしていいか悩む所だけど……。
と、とと、とりあえず……! いってきていいよ! ありがとね!」
想瑠
「ういー」
むんずっ
ぬいぐるみ
「!」
瑠那
「な、なんでぬいぐるみをトイレにつれてくのよ……」
想瑠
「ショウタイムだ」
瑠那
「いやわけわからないし!」
想瑠
「あっ、そういえばトップページにブロック崩し設置しといたよ。
みんなるなちーを脱がすといい」
瑠那
「ええ!? そんな話全然きいてないんだけど!?」
想瑠
「や、体験版だすんだし、“せっかく”だと思って……」
瑠那
「あぅ……なんで今回ボクばっかり恥ずかしい目に……」
想瑠
「それだけ人気あるってことよ。良かったね、るなちー」
瑠那
「うぅ……いつか想瑠にゃんも脱ぐんですからね!」
想瑠
「トイレいってからな」